育休復帰に備えて、やっておきたい8つのこと | 隣の公務員

育休復帰に備えて、やっておきたい8つのこと

 4月ですね。この春から、育休復帰、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に私がやっておいてよかった、あるいは復帰前にやっておくべきだったなと思う8つのことをご紹介いたします。 育休からの復帰や仕事と家庭の両立に不安を抱えていらっしゃる方や、準備を万全にしておきたい! という方の参考になればうれしいです。 

私がおすすめする、育休復帰に備えて、やっておきたい8つのことは以下の通りです! 

  1. 自分の価値観の明確化
  2. 想定タイムスケジュールの書き出し
  3. 夫との役割分担、話し合い
  4. 時短家電、便利家電の導入
  5. 困ったときに助けてくれる人・場所の確保
  6. 服の用意(自分、子ども)
  7. 職場へのあいさつ、手土産の用意
  8. 予行演習

 1 自分の価値観の明確化 

育休復帰後は、怒涛の毎日が始まります。子どもがいなかったときとは、打ち込めた仕事も時間制限つき、育休中は、たくさんあった子どもとの時間も、朝と夕方から夜まで。取捨選択していかなければ、生活していくことができません。 

そこで、ポイントとなるのが、自分の価値観の明確化。自分はいったい何を大事にしたいか、優先順位がわかれば、迷ったとき、判断をしやすくなります。

2 想定タイムスケジュールの書き出し 

仕事や保育園が始まると、必然的に「〇時までにこれをしなければならない」ということが増えます。そこで、一日のタイムスケジュールを書き出しみて、何時に起きて、何時に寝るべきか、子どものごはんは何時に食べさせるか等を書き出してみます。

そうすると、たとえば、夕食を作るのに、今までのように時間をかけるのは難しいとか、買い物を毎日していると時間がないなということが見えてきます。

また、一日単位だけでなく、さらに一週間単位でも書いてみましょう。曜日によって、家族の動き方も違うことがあると思います。平日ver、休日verを作るだけでも、イメージが沸き、備えやすくなりますよ。

3 夫との役割分担、話し合い 

これが一番、大変だと思うのですが、仕事が始まってからでは、もっと大変なので、必ず行いましょう。

特に、妻が育休をとっていた場合、子どもが産まれる前までは、うまく分担できていた家事が、妻がメインに担うものに変わってしまっている場合があります。育休復帰を機に、きちんとリセットして、分担しましょう。

 話し合いに役に立つのが、タスク表と、2で作成したスケジュールです。

まずは、タスク表に家事等を全て書き出してみましょう。
その上で、各タスクをどちらが担っているかを色分けしていきます。
すると、タスクの負担割合が明確になり、次の役割分担の話し合いをしやすくなります。

家事等の書き出しがめんどくさい方は、家事育児タスク表の先駆けのこちらの利用がお薦めです。↓
AREA 共働きの家事育児タスク100表

自分で作りたい方は、簡単にですがエクセルで作りましたので、ご利用ください。(ファイル名が中途半端なのは笑ってやってください)↓

さらに、スケジュールを示せば、妻の可処分時間だけですべての家事を行うのは物理的に不可能だということが夫にも伝わります。

 その上で、夫がその家事を担うのか、家電やサービスを利用するのか、といった話し合いを行えば、「私の大変さを夫は全然わかってくれない!」「もう限界なのに、夫が食洗機を買うことを許してくれない」と苦しむことが減るかと思います。  

4 時短家電、便利家電等の導入

 これは、本当に大切です!! なんやかんやで外注にはお金がかかります。しかも毎日生じる家事を全て人にお願いする余裕は、ほとんどの家庭にはないのではないでしょうか? そこで、現実的な解決策が時短家電、便利家電です!

 導入してよかった家電ベスト3は以下のとおりです。

 1位 ドラム式洗濯機 
 2位 食洗機
 3位 ホットクック
    番外編 おひつ(家電ではないですが笑)

いずれもそれなりのお値段はしますし、至らない点も多いですが、効果はバツグンです!

5 困ったときに助けてくれる人・場所の確保

 これはできれば、育休中から確保しておきたいものです。こういう人や場所があるだけで、育休中のしんどさが、軽減されます。自分が保育園にお迎えに行けないときや出張のとき、頼れる人はどれくらい思い浮かびますか?

 夫、両親、姉妹、地域のファミリーサポーター(ファミサポ)さん、一時保育、病児保育、ベビーシッター 等

 実際にお願いすることはないかもしれませんが、お願いできる体制を整えておくことが大切です。私の場合は、ファミサポさんにとても救われました!

 名称は、地域ごとに異なると思いますが、同じようなサービスをだいたいどこの自治体さんでもやっているかと思いますので、探してみてくださいね。

6 服の用意(自分、子ども)

 これは、盲点だったのですが・・・・・・服が入らない! のですよ。人にもよりますし、産後どれくらいで復帰するかにもよると思うのですが、私の場合は、体形が変わってしまっていて、焦りました(涙)復帰前に、仕事で着ていた服が入るか、確認しておいた方が焦らなくて済みます。

  そして、子どもの服・スタイ。保育園に着替え用ストック(3セット)を置いておかないといけなかったので、洗濯機を週2回で回す家事フローの我が家では、結構な枚数が必要でした。仕事始まってから買いに行くのは、大変でした。ただ、すぐに半袖になるので、買いすぎも注意です。

7 職場へのあいさつ、手土産の用意

4月復帰の場合、年度末に手土産をもって、ご挨拶に行きました。息子を連れては、事前に行ったことがあったので、息子はファミサポさんに預けて、がっつり仕事の引継ぎをしてもらいました。

 事務分担や、上司が自分に期待する役割、保育園のお迎えの時間、残業ができる曜日等についても、話をしました。

 8 予行演習

 夜の寝る時間から、朝起きて、用意をして、職場に行くまでのシミュレーションを1日でもよいのでしてみましょう。(寝る時間、起きる時間は、1週間くらい続けておくのが理想です。)自分の計画に無理があることに気づけたり、足りないものに気づいたりします。


以上、私が育休復帰前にやっておけばよかったな、と思った8つのことをご紹介しました!

ただ、「やらなければならない」ことではなく、「やっておきたい」ことなので、気負わず、できそうなところから、取り組んでみてくださいね。


大変だけれど楽しい育休復帰となることを願っています!

この記事を書いた人:編集長
編集長

隣の公務員管理人、キャリアコンサルタントです。スーパー公務員でもなんでもない普通の公務員を10年間、全うしました。令和4年3月に外の世界を見てみたいという謎の理由で退職。4月より子育て支援系スタートアップで経験0から人事に奮闘中。今、一番欲しいもの:有給と賞与と人事の能力。

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