地域担当職員から考える公務員の可能性 | 隣の公務員

地域担当職員から考える公務員の可能性

公務員といえば、その名のとおり「公(おおやけ)」のために、働く仕事です。

とはいえ、公とはそもそも何なのでしょうか。

人それぞれ考え方はあるでしょうが、私は、公とは、「地域に住む人」だと思っています。しかし、地域に住む人にとっては、公務員はまだまだ見えない存在です。

そんな中生まれたのが「地域担当職員」というオシゴトです。この呼び名は私が勤めている福井市での呼び名ですが、同じような制度が、全国各地にあります。

中身は、地域で何か困りごとや行政と力を合わせて何かをしたいときに、行政の窓口となることです。

困りごとの範囲はとても広いです。道路や交通網や公園の整備といったハード面から、地元の祭りの運営や、防災防犯事業、地域内の高齢者の見回り、空き家対策などなど。上げ出したら、きりがありません。

福井市の場合は、原則任期2年で、主に中堅職員が担うことが多いです。

公務員あるあるですが、市役所側は部署など縦割り組織ですが、地域は1つです。

どんな部署にいようが、地域の方からすれば、行政職員に変わりはありません。 だからこそ、地域担当職員は、様々な部署と連携をとりながら、今求められている情報や知識を地域と共有する必要があります。

ここで肝なのは、あくまでもサポートに回るということ。地域を変えることができるのは、地域の皆さんだけです。

住民の皆さんの自主性が損なわないように、かつ、少しでもそこに住む人達が充実した生活が送れるために何が出来るか。ここに地域担当職員の力量が問われていると思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊 どうでしょうか。地域担当職員は一例に過ぎませんが、公務員に無限の可能性を感じませんか。

これからの時代は、今まで見たこともない課題が立て続けに我々に降りかかるでしょう。そんな時代に、地域と共に歩むことのできる公務員は、ますます重要になってくると信じています。

それでは、また。

この記事を書いた人:ハム太
ハム太

福井市役所のハム太です。 自治体職員には、可能性しかないと信じています。家庭と地域と地球を大事にしたいです。

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