父になってみて | 隣の公務員

父になってみて

どーもー。はっちーです。今回はちょっと家庭の話などしてみようと思います。

僕は2004年の12月に結構若くして結婚しました。僕26歳、妻25歳。

若くして結婚したので、焦りもしてなかったんですが、子供が産まれたのは2012年11月。8年目にしてやっと授かった待望の長女でした。

しかし、そこから生活が一変します。育児ってホント大変。

3時間おきに泣く我が子、昼夜逆転、夜中の授乳、哺乳瓶の消毒、シンクでの沐浴。それ以外にも体重が伸びないとか、げっぷが出ないとか、寝つきが悪いとか、すぐ背中に湿疹できるとか、ハイペースで検診や予防接種があるとか。

もともと妻も体が丈夫な方ではなく妊娠から出産のダメージは色濃く残ったままで初めてのことの連続。

大人だけの時間が長かったので、結婚前と何ら変わらず続けていたスキー、お花見、BBQ、海、花火、キャンプ、ハロウィン、クリスマス、競馬、ゲーム。。。若い時期を謳歌していましたが、子どもができると同時に全てストップせざるを得なくなりました。

まあ、当たり前ですよね。子供ができても今までの活動を続けたい。母には物理的にできません。少なくとも産休中の1年。子供が保育園に入れるまでほとんど自由な時間はありません。上記のような連続の育児。

ちょっと大きくなってきても、今度はお宮参りにお食い初め、季節が進めば着るのもの変えていかないといけないし、大量に消費するおむつ。毎日毎日おむつ変えるだけで過ぎていく時間。

ハイハイしだしたら床に落ちてるものを誤飲しないか、離乳食はちゃんと食べるか、角に頭ぶつけないか。苦労は絶えません。

保育園に入れてから、今度は仕事にも復帰して社会生活は取り戻さないとあかんわ、6時には保育園にお迎えやわ、ちょっと熱出したら迎えに来てとか。子どもは親の会社の都合なんて問答無用。

昔は良くも悪くも大家族で親や祖父母、兄弟など様々な手助けがあったかもしれません。けど、今はほぼほぼ核家族。親に頼るって言ってもそう毎日毎日は難しい。

これ育児の現実です。では、この女性の苦労を傍に男性はどうやろうか?あんまり生活が変わらない、いや変えないって人も多いの?

子どもが産まれて今まで以上に仕事を頑張らないといけない。そりゃそうだ。

けど、今まで通り奥さんにお弁当作ってもらって、同じ時間に帰って、洗濯物をポイっとだしたら、「今日のごはん何~?」、子供が泣いたら「泣いてるで~」、おむつ一つよう替えない、「じゃあオレ疲れてるし、先に部屋入ってゲームして寝るわ」。それでいて、土日は今までの趣味も続けたいし、課外活動とかもしたい。

ここまでひどくなくても、「オレも育児手伝うと言う人多くないですか?男性側がこれでは「女性活躍」とか永遠に無理なんかなあと思う。結婚も子育てもせずに大人だけの社会でバリバリやっていくことが女性活躍??決してそうでは無いと思います。


僕は「授乳以外は何でもできるぜ!」になりたかった。その意気でやっても育児全体を100としたら35くらいしかできてないんやろうなあと思いますが・・・

とりあえず出産の日から認められてる特別休暇(5日やっけ?)はとりあえず全て取得し、毎日病院行って出生届出して、子ども医療の手続きしてとか色々しました。出産前も検診はほぼ一緒に行って、パパ教室とか沐浴練習とかもしました。

が、妻と子供が家に帰ってきたらな~んもでけへんね(笑)赤ちゃんはフニャフニャで怖いし、そのくせ仰け反って泣くし、泣いたらどうしたらええか分からへんし、ミルクの熱さとかよく分からんし、げっぷ出さんし(^▽^;)

奥さんはそれが毎日24時間。2,3日夫がやっただけで出来るものではないなあと実感しました。しかも、もともと体も強くなく産後のダメージが色濃く残っていたので、僕はうちの市で2例目の男性育休を取ることにしました。

幸い職場の同僚の理解は得られたけど、日本での男性の育休取得率って3%やっけ?これではなあと思います。冷ややかな目で見られてた気もします。けど、単に休むだけではなく、結構制度って充実してて、いろんなパターンが選べました。僕が選択したのは、週休4日制。月・水・金と仕事行って火・木・土・日とお休みするパターン。

なかなかいい感じでしたよ!3日とはいえ仕事行ったら何とかなるもんで、そこまで迷惑もかけてへんかったかなあなんて思います。

妻の産後の肥立ちが悪く、結構重い乳腺炎にもなったので、僕の育休期間は11月半ばに子どもが産まれて特別休暇、有給休暇、正月休みでつないだ後の1月から年度末までいただきました。

一時は切除しかないと言われた妻の乳腺炎も育休でできた時間で見つけた助産院と漢方を中心とした病院での治療で奇跡を起こし回復!今となってはほんと取って良かったなあと思います。

上記では育児は大変な事ばっかりのように書きましたが、実はめちゃくちゃ楽しいものでもあります。

日々成長する我が子、出来なかった事が出来るようになる喜び、とことん無償の愛をくれる娘、初めての寝がえりや初めての言葉(言葉にはなってないんやけど)などの決定的瞬間を見れたこと。子どもの機嫌や体調が分かるようになったり、自分の段取りが上手になっていく事が実感できたり。

しんどいことばっかりではなく、本当に楽しくて充実した毎日になりました。父娘の愛着形成にもとても重要な時期だと思います。男性がこういう時期を強制的にでも過ごせば虐待ってグッと減るんじゃないかと思う。

自分が上司になった時は、「男性もしっかり育休取りや!」って言ってあげれるになりたいなあと思う。

子供の成長は本当に早くて一瞬。仕事の代わりはいても父や夫の代わりはいない。今しかない瞬間を見逃さないため、また行政に勤めるものとして育児ってどんだけ大変で女性がどれだけ頑張っているのかを知ることも含めて(結果女性活躍とか機会均等とかに繋がると思う)、もっと育休って広がればええなあと思います。



この記事を書いた人:はっちー
はっちー

貝塚市の八野(はちの)と申します。お気軽に「はっちー」と呼んでいただけると喜びます。面白いこと、新しいことを知ること、人とつながることが大好きな、41歳です!よろしくお願いします。

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