仕事の半分は○○で出来ている | 隣の公務員

仕事の半分は○○で出来ている

読者の皆様、おはこんばんちは!ハム太です。

さて、今回は「私の第1歩」ということについてお話ししたいと思います。
最初に配属された「営業開発課」での上司の一言が、今の市役所人生にも活きているというお話です。

営業開発課とは

 営業開発課は、正式な所属名で表現すると、福井市企業局営業開発課です。
当時、福井市では都市ガス(道路の下のガス管を通じて供給されるガス。自宅にボンベを置くLPガスとは違います)を公営で行なっていました。
 大阪ガスさんや、東京ガスさんのように、民間が都市ガスを供給する場合もありますが、公営で行っている地域もあります。
 (※福井市は令和2年4月1日に、民間業者(福井都市ガス株式会社)に事業を譲渡しました。)

 営業開発課はひとことで言えば「都市ガスの営業担当」です。
これから都市ガスを利用したいと思うお客さんへの営業や、建築事務所さん・地元工務店さん・ハウスメーカーさんへの都市ガスの売り込み、個人のお客様から、企業さんまで現在都市ガスを利用してくれている方々のご利用に関する相談受付、ガス器具修繕などなど・・・

 世間からは、市役所の仕事と思われないような内容ばかりです。

私は平成22年に営業開発課に配属されて、3年間仕事をさせていただきました。
新卒ということもあり、社会人の基礎をこの課で教えていただきました。今回は当時の上司からの一言をご紹介します。

仕事の半分は○○で出来ている

 たしか、個人のお客様の自宅へ向かう営業車の中での一言だったかと思います。何気ない会話から仕事への姿勢の話になり、隣に座っていた上司が私にこう教えてくれました。


 「俺は仕事の半分は「やらなければならないこと」、もう半分は「やりたいこと」で出来ていると思っている。
 だから、与えられた仕事だけでは100点満点中、50点だな。100点満点を出そうと思うなら、自分が仕事をどうしたいのかを考えて、「やりたいこと」を考えなきゃ。」

 新卒だった私は与えられた仕事をこなすことに精一杯でそこまで考える余裕がありませんでした。でも、この一言ではっとしたのです。
 自分で考えてよいのだ。自分の思いを大切にしてよいのだと。

市役所に入って10年。
今も言葉が座右の銘です。

 早いもので、市役所に入って10年経ちました。新卒22歳の学生から毛が生えたような私でも、今では多くの後輩がいます。
 営業開発課→市民協働・国際課→まちづくり・国際課→まち未来創造課と転々としてきて、今は議会事務局に所属しています。
 これだけ仕事の内容が変わっていく中でも、私の胸にはいつも言葉があります。

 もしかしたらその上司はこの一言を言ったことを忘れているかもしれませんが、いつか、私も後輩のきっかけになるような存在になれたらと思っています。

 

この記事を書いた人:ハム太
ハム太

福井市役所のハム太です。 自治体職員には、可能性しかないと信じています。家庭と地域と地球を大事にしたいです。

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