時間がかかった一歩目があるから今がある | 隣の公務員

時間がかかった一歩目があるから今がある

はじめまして。

愛知県内の自治体で地方公務員をしています「ないさん」です。

今年で17年目。土木技術職の職員やっています。

今回の特集「私の第一歩」。この投稿も、第一歩ですね。

今回のお話は、入庁した頃のお話です。

公務員としての第一歩、社会人としての第一歩。

期待に胸を膨らませて・・・とはならず、様々な壁にぶつかりました。

当時は就職氷河期で、公務員を志望する人も多く、倍率も高かった時代です。様々な自治体を受けて、合格をいただけたのが、今働いている自治体でした。新たな人生への期待よりも就職できた安心感のほうが強くて、どちらかと言えば燃え尽きていました。

さらに就職した自治体は、自分にとって縁もゆかりもないところで、土地鑑もなく地域のことが全くわからず、一方職場の人は地元またはその周辺の人が多いため、自分の中で馴染むことにも時間がかかりました。

「働く」ことについては、アルバイトでも主体的にやっていたので、自信があったはずなのに、わからないことだらけの毎日が自分にはつらく感じて、毎日目の前の仕事をこなすだけになっていました。

ある日、残業時間中に、職場の先輩方から「おまえ、このままじゃだめになるぞ」と言われました。

その方々は同じ部署の先輩ですが、自分と仕事は関わらない別の係の人たちでした。係が違うのに自分の状態を見て、気にかけてくれていたのです。

それからは、残業中に仕事のやり方、考え方などを先輩方に多く教わりました。次第に何をすればいいのかがわかってきました。2年目には、部署全体に関わるとりまとめの仕事を率先してやるようになりました。

私の社会人一歩目は、ちゃんと踏み込むことができるようになるまで1年近くかかりました。しかし、その後は自ら動くことで仕事を進めて、3年目には係で一番多く仕事を任され、4年目には他の係から求められる形で係異動にもなりました。

そこには人との出会いがありました。偶発的なことが自分のキャリアに大きく関係してくることを最初に実感したときでした

そのときの先輩方は、今では、部長、課長補佐、係長と立場が変わった中で活躍されている方々ばかりです。今でもよく声をかけていただいています。そして、仕事の面でお世話になり、助けていただいています。

私の社会人第一歩目は、17年目を迎えた自分の原点となっています。

この記事を書いた人:ないさん
ないさん

愛知県の地方自治体で勤務しています。職種は土木技術職です。プライベートで公務員の人材育成に関する勉強会「公務員人材開発研究会」を開催しています。

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